あなたは自分の家の
薪ストーブの煙でご近所さんから
クレームを受けたことはありますか?


薪ストーブユーザーなら
絶対に経験したくない煙のクレーム



ぼくは実際に受けました...



今回は薪ストーブ設置を検討してる方
、設置まもない方、煙のクレームが心配な方に向けて、僕の経験から得た、薪ストーブの煙対策3つをご紹介します。

あれは今から3年前

そう、僕が新居に薪ストーブを設置し
薪ストーブデビューをして初めての冬。

薪ストーブの煙のことで、近所から無記名のクレームの手紙が我が家のポストに届きました。

内容は薪ストーブユーザなら
誰もが恐れる

『煙の匂い』『スス』に関するご近所からの煙のクレームでした。

そんな我が家も、今年で3年目になり、今ではご近所からのクレームもなくなり、端から見てもほぼ無縁状態を達成し、暖かい冬の薪ストーブ生活を、堪能させてもらうようになりました。

とは言っても、まだまだ薪ストーブ3年目の超初心者ユーザなので、これからもいろいろ改善してくと思う思いますし、もし間違ったことなどがあれば、教えてもらえると助かります。



薪ストーブ3つの煙対策
目次

1.何はなくとも乾いた薪
・買った薪でも湿ってる事はある
・どれくらい乾燥させたらいいの?試行錯誤の結果...


2.着火方法を見直す
・上から着火する
・炎が大きくなるまで一気に火力を上げる
・空気を最大限に取り入れる


3.空気の考え方を見直す
・着火時
・薪投入時
・巡航中

僕に起こったクレーム後日談






1.何はなくとも乾いた薪


・買った薪でも、湿っている事はある。

薪ストーブユーザにとって、死の宣告に近い、ご近所様からの煙のクレームを受けた僕は、必死になって、いろんなサイトを調べてみました。


煙対策の結論ですが、なにはなくとも、乾いた薪を使えば、この問題はほぼ解決すると言うのが、僕の出した結論です。

このクレームが来た時、僕の中では、ちょっとした心当たりもあったんですよね。

というのも、設置1年目は、薪を自分で調達できなかったため、出勤途中にあった、いかにも個人がやってそうな薪の販売所で、薪を購入していました。

初めは、何の疑問も持たずに、使っていたのですが、途中からあることに気が付きました。

『薪がシューシュー言うてる!』

買ってきた薪だったので、何の根拠もなく、
乾燥しているものだと思っていたのですが、これは、明らかにまだ水分を持っている証拠!

しかし、これといって他に使える薪もなく、
仕方なしに、家を建てた工務店から、廃材を大量にもらい、そちらをメインに多く入れて、無理矢理燃やすような使い方をしていました。

(この時も、ネットで調べていましたが、シューシュー言う薪には、こういった対応が良いみたいなことが書いてありました)

しかし、このクレームが来て以降
乾燥した薪の使用はやっぱり必須だと思い、きちっと年間通じて乾燥させているのがわかる位、大きな薪棚のある、薪業者さんから薪を買うようにしました。

結果は、素人目にもわかる位、よく燃え、
明らかに煙の量が減ったように感じました。

ただ1つ、意識しておいていただきたいのですが、そのような薪屋さんで買った薪でも、
やはりシューシュー言うものは存在します。

いくら大きな蒔屋さんで買っても、中には湿ったものがありますので、気になる場合は水分計で計測するなど、注意するに越したことはないです。

ぼくが購入した水分計はこれ 


一般的に含水率20%以下が薪に適しているといわれてます。

含水率を測定するには、薪の表面ではなく、一度割って中の状態を測定します。


どれくらい乾燥させればいいの?試行錯誤の結果...

薪の、乾燥期間については、いろんなサイトで紹介されています。
『最低でも半年』
『10ヶ月から1年半』
『少なくとも2年は乾燥させたほうがいい』

いろいろな意見がりますし、迷うと思いますが、ぼくの出した結論は 

『乾燥状態が良ければ半年から1年』
です。

またまた、迷うことになるかもしれませんね笑

後述する炊き方と組み合わせれば、煙の量はかなり抑えられますし、実際クレームもなくなりました。

でも気になる方は、水分計でチェックしてくださいね。

着火方法を見直す

 ・薪の焚付けは上から着火する

上から着火する方法に関しては以前も記事を書いております
薪ストーブをなるべく無煙で着火する方法

これも、いろんなサイトを参考にして、試行錯誤した末に、
僕も取り入れることにした焚き付ける方法です。

なんでも、ヨーロッパの方では、上から叩きつけるのが主流だとか。
上から焚き付けを着火するメリットは次の3つですね。

①いぶされるものがないので、煙が少ない

②空気の通り道ができるので、早く火が回る

③すぐに炎が大きくなるので、早くドラフトができ、室内に煙が入ってきづらい。

この3つとも結構大きなメリットなのですが、やっぱり1番は、煙が少ないと言うことでしょう。
Youtubeからの拾い物ですが
動画もどうぞ。





・焚きつけの炎が大きくなるまで一気に火力を上げる

さて、無事に焚きつけの火が育ってきたら次は、早く2次燃焼を起こしてもらうために、炉内の温度を一気に上昇させる事に意識を集中させます。

具体的に、僕がやっている事は
下記の3つ

①灰受けをちょっと開ける(ぼくのストーブの灰受けには、おもっきし開けないでと書いてあるのですが、開けちゃいます笑。ただし早く痛む気もするので、気になる方には、お勧めしません。)

②薪を投入する正面の扉を閉める(下から一気に空気が入り、炎がメラメラと立ち上がってきます)
初のYoutube動画投稿しました



ん〜我ながら分かりづらい笑
冒頭すぐに灰受けを開けた瞬間から
炎の勢いが増しているのがわかりますかね〜?



③前の扉を少し開けて、10分ほど置いておく

10分したら閉めてください。

炎がかなり大きくなってきているはずなので、ここで追加の薪を投入し、上記の手順を繰り返していきます。

後は、薪を適宜投入し、45分から1時間もすれば薪ストーブ表面の温度は巡航目安の250位にはなるはずです。

薪ストーブ表面の温度は安いのでいいので、温度計では買ってくださいね。

と言っても薪ストーブ用となると途端に高いですが....

国産でどっか安くでつくれると思うんですがね〜

大体暖かくなったから、もうそろそろ250℃位かなー?だと、初心者のうちはそれより低い温度でまだ煙が多い状態で、巡航と勘違いする可能性があります。

ぼくはひと目で適正温度かどうかがわかる、これを使ってます。



 



・薪ストーブ炉内に空気を最大限に取り入れる



上の工程でも書きましたが、薪をなるべく無煙で燃やすためには、とにかく強い火力が必要になってきます、特に、焚きつけ時、着火時、巡航にもっていくまでの間は、どれだけ空気を送り込み、完全燃焼させられるかにかかってきます。


完全燃焼をイメージして、空気を最大限取り入れる方法を試行錯誤してみてください。





空気の取り入れ方を見直す

上の項目でも、書きましたが、煙を少なくするためには、完全燃焼が、必要不可欠です。

良く薪ストーブといえば、オーロラ炎の鑑賞が醍醐味とばかりに
空気を絞って、ダンパーを締めたりしますが、未乾燥の薪や、初心者でまだよく煙の管理ができていない方は
やらないほうがいいでしょう。

あと、次の日まで熾火を残すために
寝る前に目一杯薪を放り込んで
ダンパー締めて、空気を絞って就寝するのも、設置した初年度は嬉しくてやってしまいがちですが、
やめましょう。

両方やって失敗してるのがぼくです。

薪ストーブライフを長く楽しむためにも、ご近所様への、煙の配慮のが先決です

それでは下記の3つのシチュエーションで、空気の取り入れ方見直しの具体策を見ていきましょう。

・薪ストーブ着火時の空気の取り入れ方

薪ストーブの着火時が、1番煙が出やすく、火が育つまでは
燻ったような状態になりがちです。

着火時のポイントは下記の3つ

①焚きつけをあまり入れすぎない
 
②空気の通り道を意識し、焚きつけを組む

③上から着火し、灰受け、正面扉の開け閉めにより空気を最大限に送り込む。

初心者の時に、よくやりがちなのが、焚き付けをたくさん入れすぎて、空気の流れが悪くなることです。


物が燃えるためには、空気がたくさんいるので、その基本に立ち返り、焚きつけはあまり入れすぎない事は大変重要です。

そして空気の通り道を意識し焚付を組み、できれば井桁に組んだ真ん中に炎の上昇気流を導くような枝を何本か入れて組むくと、尚良いです。

そして、空気の流れを意識し、上から着火することで

より多くの空気の流れを作り、煙を少なくすることができます。



・薪投入時の空気の取り入れ方


薪の投入時も、基本的には、焚きつけの時と考え方は変わらず

空気を最大限取り入れることを意識します。

ぼくは投入するたびに、前の扉を開け、それとプラスして

毎回灰受けも開けるようにしています。

薪投入時に、一気に火を回すのにも
この灰受け開けがかなり有効です。

いい頃合いに炎が回ってきたら、正面の扉も開けて、最大限空気を取り入れ、
しばらく(5分ほど)置いておきます。


・薪ストーブ巡航中の空気の取り入れ方

巡航中の空気の考え方ですが、オーロラを楽しみたい、薪の消費量を抑えたいという考えは、初心者のうちはなるべく捨てましょう。変に絞って酸欠状態で煙を立ち上らせるより。

常に火力最大で、じゃんじゃん咲いていくと言うのが1番いいです。

しかしそれでは薪の消費がもったいない、と言うのは分かるので

どうしてもオーロラを楽しみたい場合は乾燥に自信のあるを使いましょう。

繰り返しになりますが、オーロラを楽しんだり、翌日の朝まで熾を残しておくために、目一杯薪を詰めて、目一杯空気を絞ると言うのは、煙が多く出るリスクが高まりますし、

そうなると冷えた煙が、煙突の内側に、タールとなってこびりつき、煙道火災を起こすリスクも高まります。

煙道火災、僕は1度もなったことはないですが、絶対に経験したくないことの1つです。

参考サイト
本当に怖い煙突火災


安全のため、ご近所様への、煙の配慮の為にもなれるまでは、空気を絞りすぎないようにしましょう。

僕に起こった、事の顛末



薪ストーブー初心者の僕が、絶望し、震え上がった

ご近所様からのクレームの手紙の件、その後をここに
書いておこうと思います。

手紙が来てすぐ、まずは設置してくれた工務店の社長に
文面をみせて相談しました。

そして、炊き方や、薪の状況を聞いてもらいましたが

特にぼくの炊き方、取り扱い方にかわったことは無いという印象だったようです。

実際社長のお客さんでそういうことでクレームになったというのは100台以上設置されてきてほとんど起きてないとのこと。

まあ社長のところに話が来ないだけで、実際にはあったかもしれません。

ぼくは後日社長から直接、家の炊き方のアドバイスを求めるべく、再度レクチャーを受けることにしました。

次に相談したのがぼくの住んでいる区の区長さんでした。

そしてその区長さんからは驚くべき一言がとびでました

『あ〜、これはあいつやな!』

え?事情がわからないぼくがあっけにとられていると
区長さんが教えてくれました。

『この手紙に◯◯区まで煙が飛んでくるってあるやろ?これこの辺で有名なクレーマーが住んでる地区なんや』

よく話を聞いてみると、どうやら
ぼくの家から見える、ちょっと離れたところにある家が

近所でも有名なクレーマーが住んでいる家だそうで

その家の住所が、この手紙にかかれている区と同じらしいのです。

『Nくん、これは多分思ってるよりも煙の被害はないかもしれんぞ。
一緒に回ってあげるから、ご近所さんへの挨拶と、薪ストーブで
ご迷惑かけてないか聞きに行こう!』

区長さんのなかでは、この手紙をだしたのは、その人で間違いないという直感があるようですが

引っ越してきたばかりのぼくには
事情がよく飲み込めず、手紙の主に直接会うことになるかもしれない
挨拶回りに抵抗をかんじましたが

これからの人間関係を考えて
腹をくくり、一緒に挨拶回り件
煙の聞き取り調査に伺いました。

結果
隣接するお家7件中、薪ストーブの煙被害の申告は0!

中には家が道路を挟んで向かいにもかかわらず

うちに薪ストーブがあることを知らないお宅もありました....

『な!ゆったやろ?』
『一番近くの家でこれやで?風向き的にあいつの家に煙が行くことはあるかもしれんけど、
この文面にあるような、煙が家の中まで入ってくるとか、すすが飛んでくるとかありえへん距離やで!』

この時ぼくの中の憑き物がスゥーっと取れるのを感じました。

僕自身煙が多く出てるなと感じるときもあったのに

うちに隣接するご近所が全く気にしてないなんて

思っても見ませんでした....(多少の遠慮もあるでしょうが)

しかし、その人からクレームの手紙が来るということは

目立つような煙が上がっているのには間違いありません。

そこから、ぼくは少しでも煙を出さず
ご近所さんにもご迷惑をかけないように、
いろいろと試行錯誤し、上記の方法にたどり着いたのです。

以上ながながと書きましたが
ぼくのこの拙い記事が
すこしでも薪ストーブユーザーのかたの薪ストーブライフの一助になれば幸いです。

それではまた
もっと明るい薪ストーブ記事で
お会いしましょう笑


スポンサードリンク