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この前日本公式コミュニティで、ちらっと話が出てましたが、メディカルチェーンは既存の電子カルテと競合するのか?それとも共存していくものなのかについて、まだ全てはわかりませんが、今の時点でわかる情報を集めてみました。



・メディカルチェーンは電子カルテと連携する

 
この前の公開質問でおっしゃってましたが、今度の7月にパイロットを行うThe Groves には
EMISという電子カルテが入っていて、メディカルチェーンはEMISと連携して動いています。

EMISで入力した情報がメディカルチェーンに書き込まれる。既存のシステムは残しつつ、データの蓄積はメディカルチェーン上になるイメージです。
 

前回のAMA記事はこちらから↓
4/27 AMAサマリー後編



・日本での運用は苦労しそう


日本はそもそも医療記録の電子化が遅れていますので、カルテデータを集めたり運用面で難渋するでしょう。実際ぼくのお得意先の病院さんは場所がら電子化がすすんでない所が多いです。

200床超えてくると、ようやく電子カルテを使ってたりしますが、まだまだオーダーリングだけってとこもあります。

『わしの目の黒いうちは、電子カルテは入れさせん』と断言する昔ながらの頑固な経営層のお医者さんもいたりして、やっぱり国から半ば強制的に導入推進されないと、こういう事業は進まないです。

その点、イギリスではブレア政権下で進められた国の政策National Programme for IT In The NHSで医療記録の電子化を進めてきたこともあり、普及率はほぼ100%にちかいようです。

イギリスも日本と同じように少子高齢化が進んでおり、2050年には医療費が現在の4倍になると予想されています。

イギリス政府はその打開策として健康記録の電子化をすることで予防医学の発展を目指し、将来の医療費削減にむけて舵を取りました。メディカルチェーンもその大きな流れのうち一つの事業になります。

NHSとメディカルチェーンの関係についてはこちらの記事に書いてます↓
ICOプロジェクト メディカルチェーンに注目しています

参考資料
英国NHSにおける医療サービスIT化の現状2010年3月9日 柏木 恵




イギリスの電子カルテ普及率
ほぼ100%
メジャーベンダー
EMISとSYSTEM ONE


アメリカの電子カルテ普及率
ほぼ70%
メジャーベンダー
CerenerとEpic

日本の電子カルテ普及率
診療所では30% 400床以上の病院で70%程度
メジャーベンダー
FujitsuとNEC


カルテデータが紙の場合は、OCRを使って取り込むようです。
エバーノートとかが採用してるあれですね。

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引用元



日本再興戦略 改訂2015では2020年までに400床以上の病院での電子カルテの全国普及率を90%に引き上げると名言されていますので、今後この動きが加速すれば日本でも健康記録の電子化が進みます。

メディカルチェーンもその頃ようやく日本で普及する土台が出来ます。 
 
 

その他日本でのメディカルチェーン普及の、追い風になりそうな法律


医療ビックデータ法

患者の医療記録を匿名化して研究に活用する
メディカルチェーンで言うと、ヘルスケアマーケットに関する法律
毎日新聞記事より引用



遠隔診療の診療報酬

メディカルチェーンの遠隔診療アプリを使用するに当たって追い風になる。但し海外のDrとやり取りするようなセカンドオピニオンサービスとしては法律上検討する必要がある
 
株式会社プロアス ブログより引用




まとめ​

以上メディカルチェーンは、既存の電子カルテと共存する。ただし日本の場合は電子化が遅れているので、同時進行する必要がある。ということが言いたい記事でした。


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